2. 【不労所得】60歳以上で配当・家賃などがある人を調査

60歳以上で不労所得を得る方の実態をつかむには、内閣府の「令和元年(2019)度高齢者の経済生活に関する調査結果」が参考になります。

調査では、60歳以上の男女を対象に、「収入の種類」に関する設問があります。

(※)当てはまるものすべてに回答
(※)配偶者と一緒に暮らす場合は、回答者と配偶者2人の状況を回答

では、調査結果を見ていきましょう。

2.1 投資FIRE「不労所得」がある60歳以上は1割未満

回答者全体の「収入の種類」は以下の通りです。

回答者全体(N=1755)

  • 仕事による収入・・・41.0%
  • 公的年金、恩給・・・87.3%
  • 公的年金、恩給以外の社会保障給付金(生活保護等)・・・1.1%
  • 企業年金、個人年金等・・・16.5%
  • 財産からの収入(利子、配当金、家賃、地代等)・・・8.4%
  • 子などからの仕送り・援助・・・2.2%

利子や配当金、家賃といった「財産からの収入」、つまり不労所得があるのは、8.4%。回答者全体の1割未満となりました。

多くの方にとってハードルが高いことがわかります。