自分は「年金だけ」で老後月いくら?ねんきんネットで将来の年金額の試算を
今回ご紹介したのは平均ですが、50歳代から60歳代で100万円以上、60歳代から70歳代で40万円以上、男女ともに年収が下がっています。
働けなくなる時のことを想定すると、「年金だけ」で生活することになる方が多いでしょう。老後生活を考えるには、まず「自分は公的年金をいくら貰えるか」たしかめることが大切です。
日本の年金は1階部分の「国民年金」と2階部分の「厚生年金」の2階建てとなっており、厚生年金は上乗せして加入するので手厚いといわれます。
しかし厚生年金は、収入に応じた保険料を支払います。年収が低ければ将来の受給額が低かったり、一旦離職するなど加入期間が短くても受給額が低いということになりやすいのです。
ご参考までに、厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、月1万円未満~30万円以上の受給権者数をみると、男女でもボリュームゾーンが大きく異なります。
男性のボリュームゾーンは15~20万円ですが、女性は7~12万円ほどに。これは女性の方が育児などで離職したり、賃金が低かったりするからでしょう。
ご自身の年金額を確認するには、ねんきん定期便やねんきんネットを確認しましょう。
ねんきんネットであれば、現在の加入条件が継続すると仮定した場合の「将来の年金見込額を」自動的に試算してくれます。
ひとりの老後資金の計画を立てるためにも、ねんきんネットは活用できるのでこれを機に利用されるといいでしょう。
なお、少子高齢化影響により、実際に年金を受給する頃には今よりも受給額が下がっていることも想定しておきましょう。