2. 年金が支給停止になる議員報酬の目安とは?
年金が支給になるかどうかについては、下記の式に当てはめて計算します。
基本月額とは、老齢厚生年金の年金額を12ヵ月で割った金額のこと。また総報酬月額相当額とは、「毎月の議員報酬(上限65万円)」と「1年間の期末手当の総額を12ヵ月で割った額」を合計した額のことです。
日本年金機構の例をもとにシミュレーションしてみます。
2.1 試算条件
- 老齢厚生年金の年金額:120万円
- 議員報酬(月額):44万円
- 1年間の期末手当の合計額:120万円
2.2 試算
基本月額と総報酬月額相当額の合計は64万円となり、基準である47万円を超えます。
上記の計算式にあてはめて、支給停止額を算出します。
(10万円+54万円―47万円)×1/2×12=102万円
つまり、年金120万円のうち102万円が支給停止となり、差し引き18万円が支払われることになります。
ただし、2015年10月より前に議員となり、今も続けている方には激変緩和措置が適用されます。そのため、上記の限りとはなりません。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)