2. 仲介手数料の上限額は

それでは実際に、仲介手数料とはどの程度かかるのでしょうか?

賃貸物件における仲介手数料の相場は、家賃の0.5~1ヶ月分となっています。

これは宅建業法46条の「宅地建物取引業者は、国土交通大臣の定める額をこえて報酬を受けてはならない」という記載に基づくもの。

そして定める額というのは、原則として家賃の0.5ヶ月分以内です。

しかし借り手の承諾があれば、家賃1ヶ月分を仲介手数料として受け取れるという規定もあります。

そのため、事前の承諾を得たうえで上限いっぱいまで仲介手数料を受け取る不動産が多いのです。

大家と入居者どちらが仲介手数料を支払うにせよ、家賃1ヶ月分+税金以上の額を仲介手数料として支払うケースは注意が必要です。

事前に承諾をしているか、額は規定以下になっているかを確認しましょう。

なお、定められているのはあくまでも上限であり、安い分には問題ありません。