何歳からを「老後」と定義するかは人それぞれですが、勤め先を定年退職したり、年金をもらい始めたりする人が多い「60歳代」を老後の入り口と捉える人は多いはず。

還暦を迎えた60歳代と言えば、子どもの独立や、住宅ローンの完済、定年退職金の受取りなどで「経済的には余裕がある」世帯も増える時期。さらに定年後の再就職や転職で働き続ける人も多いですね。

仕事を続ける人、完全リタイヤする人……。60歳代の過ごし方にはさまざまな選択肢があるでしょう。

実は「貯蓄状況」も、3000万円以上を貯めている世帯から、「貯蓄ゼロ」の世帯までさまざまです。今回は、老後生活の序盤とも言える「60歳代の貯蓄事情」を、統計資料を元に深掘りしていきます。

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