住宅資金、教育資金、そして老後資金は「人生の三大資金」などと呼ばれますね。いずれも時間をかけてコツコツと準備する必要があります。
このうち「老後資金」は、他の2つと比較して、いつ頃からいくら程度必要になるか、予想がつきにくいと感じる人が多いはず。老後を見据えたお金のプランを立てる上で、「将来の年金額」の見込みはぜひ知っておきたいところですね。
現役時代の働き方や年収などにより、実際に受け取る年金額には個人差が生じます。とはいえ、いまのシニア世代が年金をどの程度受け取れているかを知ることは、働きざかりの現役世代が資金形成を行う上で何らかの参考にはなるでしょう。
そこで今回は、年金受給世代が国民年金と厚生年金をどのくらい受け取っているかを見ていきます。
厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、「60歳~90歳」の受給状況を、1歳刻みにして確認していきましょう。