2. 投資FIRE「不労所得」60歳以上で配当・家賃などがある人はどのくらいか
先述の調査では、60歳以上の男女を対象に、「収入の種類」に関する設問があります。
- (※)当てはまるものにすべて回答
- (※)配偶者と暮らす場合は、回答者と配偶者二人の状況を回答
結果は下記のとおりです。
2.1 投資FIRE「不労所得」があるのは1割未満
まず、回答者全体の「収入の種類」について見ていきます。
回答者全体(N=1755)
- 仕事による収入・・・41.0%
- 公的年金、恩給・・・87.3%
- 公的年金、恩給以外の社会保障給付金(生活保護等)・・・1.1%
- 企業年金、個人年金等・・・16.5%
- 財産からの収入(利子、配当金、家賃、地代等)・・・8.4%
- 子などからの仕送り・援助・・・2.2%
- その他・・・0.7%
- 収入はない・・・0.9%
- 不明・無回答・・・0.1%
「財産からの収入」、つまり利子や配当金や家賃などの不労所得があるのは、回答者全体の8.4%となりました。
3. 投資FIRE「不労所得」保有者の家計にゆとりはあるか
実際に不労所得を得ている人は、日々の家計にゆとりがあるのかも気になります。
ここからは、日頃の「暮らし向き」についての回答ごとに、不労所得がある人はどのくらいいるのかをみていきましょう。
- 家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている・・・20.1%
- 家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている・・・54.0%
- 家計にゆとりがなく、多少心配である・・・20.3%
- 家計が苦しく、非常に心配である・・・5.1%
- その他・・・0.2%
- 不明・無回答・・・0.3%
5人に1人はゆとりが生活であるという結果になりました。一方で、少数ではあるものの家計が心配な人もいるようです。