グラス類とはススキなどでよく知られるような、細長い葉がしなやかに伸びる植物です。グラス類をメインにしたグラスガーデンは野原のようにナチュラルな雰囲気。
秋にはフワフワした穂が立ち上がり、やわらかな日差しを浴びて黄金色に輝く様子がキレイです。
今回はグラス類の魅力や育て方を紹介します。あわせてオススメの品種も見ていきましょう。
グラス類の魅力は?
手間がかからない
グラス類は多年草なので、一度植えるとほったらかしでも何年も繰り返して楽しめます。夏の暑さにも強く、乾燥にもよく耐えるので水やりの心配もありません。
ほとんど手間をかけなくてもスクスク育つローメンテナンスな植物。繁殖力が旺盛なので、増えすぎてしまったときは適当に間引くとよいでしょう。
枯れた姿も美しい
グラス類は冬になると自然に乾燥してドライフラワーに。冬枯れの姿も一味違った趣があります。冷え込む日には葉に霜が降りて、朝日にキラキラ輝く様子が見られるでしょう。
冬枯れしてしまう前に摘み取って部屋に吊るしておくと、色がキレイなままインテリアオブジェとして楽しめます。
グラス類の育て方
栽培環境
グラス類は日当たりのよい場所に植えましょう。品種によっては湿り気の多いところで育つタイプもありますが、基本的に乾燥ぎみで水はけのよい環境を好みます。
水やり
乾燥に強いのでこまめに水やりしなくても育ちます。真夏でもよっぽど晴天が続かない限り雨水にまかせるだけで大丈夫です。
株分け
年々株が大きくなるので、必要以上に生長し過ぎた場合は株分けするとよいでしょう。株分けに適した時期は地上部が枯れている冬です。株を傷めないように気をつけながら掘り起こし、2~3株程度に小分けします。