人生100年時代を乗り切る「備え」を作る考え方
人生100年時代と呼ばれるほど長生きする方が増えた日本。安心して老後を過ごすには、若い時からお金としっかり向き合わなければなりません。
お金と向き合うといっても、難しく考える必要はありません。毎月の収支を把握して節約につなげたり、定期的に固定費の見直しをしたりと、身近な所から確認するのがポイントです。
とはいえ、支出を削るのは限度があります。節約意識が強すぎて支出を渋ると、我慢の限界が来た時に必要以上の出費がかさみます。
そこで、支出だけでなく「入ってくるお金を増やす」ことにも焦点を当てるのが重要です。もし「資産運用はリスクがあって怖い」とお考えの方は、ぜひ「長期分散投資」の考え方を覚えてください。
「投資 = 大金を投じて一気に稼ぐ」といったイメージですが、これはごく一部の投資家がやっている手法です。むしろ一般の方には、20〜30年の長期間に渡って小さい金額をコツコツ積み立てる「長期分散投資」が向いています。
「長期分散投資」の代表的な商品と言えば、積立NISAやidecoです。どういった銘柄を買えばいいのか分からない方でも、最近ではネット証券でも気軽に相談できるので便利ですよ。
「支出の見直し・貯蓄・お金を増やす」の3本柱で将来に備えていきましょう。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和3年(2021年)調査結果」
- 厚生労働省「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- (公財)生命保険文化センター「セカンドライフの生活費は現役時代とどう違う?」
小見田 昌