人生100年時代を迎える現代において、快適な老後を過ごすためにはお金は欠かせないものの一つです。
高齢者の雇用促進が進み、定年後も働き続ける人が増えています。
しかし、現役世代の時代から定年後の生活をイメージすることはなかなか難しいでしょう。
そこで今回は、65歳以上の無職世帯の貯蓄状況について説明したいと思います。また、老後資金の貯め方についても見ていきます。
65歳以上世帯の貯蓄「ピンキリ事情」とは
まずは、総務省のデータから、二人以上の世帯のうち世帯主が65歳以上の世帯(二人以上の世帯に占める割合42.7%)について、貯蓄の分布を確認します。
世帯主が65歳以上の世帯は、貯蓄額にばらつきがかなりあることがわかりますね。
2500万円以上の世帯は全体の33.3%で、全体の約3分の1を占めています。
一方、300万円未満の世帯は14.8%となりました。老後を見据えて、現役時代からコツコツ貯蓄をしてきた人と、そうでない人で、金額に差がついている可能性があります。