どこがすごい? 医療情報のエムスリーはテンバガー(10倍株)銘柄

2017年、最も革新的な日本の成長企業はエムスリーに

世界的な経済紙であるフォーブス(Forbes)は、「Innovation Premium」とよばれる独自の指標により算出された「Most Innovative Growth Companies(最も革新的な成長企業)」を毎年公表しています。その2017年版ランキングで日本企業のトップになったのがエムスリー(世界全体では5位)。

このエムスリーとはどのような会社なのか、今回は簡潔に解説を試みたいと思います。

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そもそもエムスリーとはどのような会社か?

エムスリーの事業の中心は、医療関係者向けにインターネットで情報を提供するプラットフォーム「m3.com」にあります。

従来、医師への最新医療情報や医薬品情報の提供は、MR(メディカル・リプレゼンタティブ)と呼ばれる製薬会社の営業員が行っていました。それが同社のサイト上で、「MR君」というサービス名称で行われています。「MR君」を利用する製薬会社からの広告収入や販売手数料が同社の収益源となります。

製薬会社から見た場合、MRのコストを削減できることや、多忙な医師に対して効率的にアプローチできることが大きな魅力です。そのことが評価されたため、2000年代初頭にサービスを開始して以来、急成長を遂げ、現在も成長が続いています。

MR君に加え、同社が成長のために取り組んできたのが、m3.comを活用して人材紹介業、治験、診療サービスなどを行うプラットフォーム派生事業(以下、PF派生)と日本での成功モデルの海外展開です。

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和泉 美治

同志社大学文学部卒業後、エルコインターナショナル (現:京セラエルコ) に入社。英国バーミンガム大学にてMBA取得。その後UBSフィリップスアンドドリュー証券 (現:UBS証券) に入社し、調査部にてエレクトロニクスセクターを担当。2002年より2013年までJ.P.モルガンにて産業用エレクトロニクス及び民生エレクトロニクスセクターを担当。日本証券アナリスト協会検定会員。