3. 苦手科目と単元に力を注ぐ

受験生でなくとも、苦手科目や苦手単元と向き合うのは嫌なものです。得意科目をさらに伸ばすことも大切ですが、合否を分けるのは数点という厳しい世界。

「境界線となる数点を取れるかどうか」は苦手科目や苦手単元を捨て、得意科目で勝負に出るのはあまりにも危険です。

さらに、年により入試問題の難易度も変わります。「自分はこの科目は誰にも負けない」と思っていても、蓋を開けたら得意科目が予想以上に易しく平均点が高くなれば、アドバンテージにもなりません。

入試直前期でない限り、苦手科目の勉強時間を増やしたり志望校で出題されている苦手単元の復習をしたりしてみましょう。

本番の時に苦手意識を引きずったままだと、他の受験科目にも響くこともあります。すごく苦手だったのに少し出来るようになったとスモールステップで改善を感じることが出来れば、子どもも自信を持って入試に臨めるようになります。

志望校で出題頻度の高い苦手単元に力をいれ、大きく点数を落とすことを避ける。本番に向けたラストスパートが始まる秋は、「苦手だから」と特定の科目や単元を遠ざけず、合格に近づけるセーフティーネットを強化していくことが肝要です。