3. コリアンダー

  • セリ科
  • 一年草
  • 草丈20~50センチ程度
  • 秋に適した作業:種まき

移植に弱い

アジアンブームの影響で人気がでたコリアンダー。別名パクチーともいい、スーパーでも見かけるようになりました。

パクチーは栽培が難しい植物。60%程度の発芽率なので、ガーデナー泣かせの植物です。種から育てるのが難しい場合はポット苗が販売されているので、苗から育てるのもいいでしょう。

ただし、パクチーは移植を嫌う植物です。植え替えるときは、土や水などの準備はあらかじめしておき、根を触らないで植え付けましょう。

スーパーで販売しているコリアンダーは根付きのものもあります。ひげ根が生えていて、根が長く残してあるようなものだと、うまく活用すれば水耕栽培できる場合があります。

種は潰して給水させると発芽率アップ

種をまく場合、まさに秋が適期。根が深く伸びるので、浅鉢以外の鉢に直接まくのがおすすめです。パクチーは移植を嫌いますので、鉢へ直に種をまくようにします。ばらまきでもすじまきでも構いません。

パクチーの種はまりのような球形。種まき前に種を少し潰し、一晩給水させておくと、発芽しやすくなります。土はうすくかけるくらいで大丈夫です。

発芽後は日当たりのよいところで育てましょう。

葉がやわらかいうちに収穫

パクチー独特のかわいい芽が出てきます。適度に間引いて、隣の株と接触しないように間引きます。間引き菜もおいしくいただけます。間引く時は、他の株の根を傷めないようにハサミを使いましょう。

順調に育ってきて20センチくらいになれば、外葉から順次摘み取っていきましょう。成長するにしたがって、茎や葉が固くなってきます。やわらかいうちに切り戻しも兼ねて収穫しましょう。

コリアンダーの種。直径は4ミリほど。潰して給水させてから播くと発芽しやすくなる。