2. パセリ

  • セリ科
  • 2年草(半耐寒性)
  • 草丈10~30センチ程度
  • 秋に適した作業:種まき

秋は種まきの適期

種から育てることに自身がない方は、苗を買ってきて植えるのもいいのですが、秋は種まきの適期。種からのチャレンジもおすすめしたいところです。

パセリは意外とデリケートな植物。気温が15~20度で発芽しますが、夏の暑さなどには弱く、25度以上にもなってしまうようなところだと生育が悪くなります。少し涼しいくらいのところで発芽し成長するので、今がまさに適期です。

種をまくときは、根が下へ伸びていく性質のため、浅鉢以外の鉢に種をまきましょう。パセリは光を感じないと発芽しないので、土は薄くかけるようにします。

発芽までに時間がかかるのがパセリの特徴。発芽しない場合も、ままあります。種は多めにまいて、根気よく様子を見る必要があります。水やりはマストで、芽が出るまでは水をきらさないようにしましょう。

風通しをよくする

芽が出てきて双葉がでるくらいになったら、徐々に間引きます。競争をさせて、成長がよいものを残すようにしましょう。本葉が4~6枚程度に成長するまでに、1本に絞ります。

本葉が10枚以上になったら、外の葉から収穫します。手でちぎれるので、少しずつ収穫するのがポイントです。多く収穫すると光合成にも影響しますので、とりすぎないようにします。

パセリは通気性が悪いと病気にかかりやすくなるので、収穫するときは下の方の葉も取って、葉が混み合わない状況を作ってあげましょう。適宜、肥料を上げると長く収穫できるようになりますよ。

パセリの花は摘む

パセリはかわいい小花が咲きます。花を咲かせてしまうと、花に栄養が取られ葉が大きくなりません。

花を楽しみたい場合は咲かせてもいいかもしれませんが、収穫を楽しみたい人は花芽を見つけたら適宜、摘み取るようにしましょう。ちなみにパセリは2年生なので種をまいた翌年に花が咲きます。花が咲いたあとは枯れてしまいます。