定年前にやるべきこと2. 先取り貯金で老後資金計画を立てる

貯蓄の基本、かつ最強な方法の一つは、給料日に貯蓄して残りで生活する「先取り貯金」です。

「余裕ができてから」「残ったお金で」貯金をするのではなかなか貯まりません。

一般的な年金受給開始年齢の65歳を目安に、先取り貯金でいくら貯められそうか、老後資金の計画を立てましょう。

ポイントは無理のない範囲で先取り貯金をすることです。不足分についてはボーナスや退職金の他、先取り貯金の一部をつみたてNISAでおこなうなど運用を取り入れるのもいいでしょう。

運用にリスクはありますが、積立投資はリスクを軽減できる方法なのでしっかり情報収集してみてください。

定年前にやるべきこと3. 外食の頻度を落とす

世帯年収が上がりゆとりが出ると、生活水準が上がるとともに、外食の回数も増えがちです。共働きや育児中であったり、また子どもによって食の好みが違ったり量を食べたりすると外食は助かりますよね。

楽しみや疲れたときの外食はもちろん良いのですが、なんとなくで外食したり、ご飯の時間を考えずにでかけて結果外食になるという場合もあるでしょう。そうして増えた外食費は、家計を大きく圧迫します。

定年後の生活に向けて、徐々に生活水準を抑えていきたいもの。急に変えるのは難しいので、まずは外食の頻度を落としてはいかがでしょうか。

ご飯の時間を考えてでかけたり、調理が簡単なレパートリーを決めたり冷凍食品に頼ったりなどすると、自然と外食の回数も減ります。回数が減ったからこそ、たまにの外食も楽しめるでしょう。

まとめにかえて

50歳代でも多い貯蓄ゼロ世帯ですが、今から貯蓄を増やすには月の収支を把握し、ムダな生活コストを落として先取り貯金をするのが近道です。

今年も残り3カ月弱で終わりますから、今年中に時間を作り、じっくり将来のマネープランをかんがえてはいかがでしょうか。

参考資料

宮野 茉莉子