資産運用や資産形成の必要性は増している

資産運用をはじめる若者がいる一方で、「リスクが怖い」「よくわからない」「運用にまわす余裕がない」とはじめられない方も多いでしょう。

家庭により事情があるため、すぐにはじめられない方も多いものです。

ただ、今の現役世代が年金だけで生活することは難しくなっており、年金の受給額の減額や70歳まで働く必要性が高まることも考えられます。

金融庁は「令和5(2023)年度 税制改正要望について」で、NISA制度の恒久化や非課税保有期間の無期限化、年間投資枠の拡大などを求めています。今後も「貯蓄から投資へ」の流れは強まるでしょう。

資産運用を「特別な人がやるもの」から「みんな検討するもの」と考え、まずは情報収集をして、リスクも具体的にみるといいでしょう。

たしかに運用にリスクはあり、年代を重ねるほどそのリスクも取りづらくなるものです。高齢になってからと比べると若いときのほうがリスクは取りやすく、実際に運用することで知識や経験を積んでいくこともできるでしょう。

運用益が非課税になるつみたてNISA制度を利用すれば、100円から運用をはじめることもできます。老後は必ずくるものですから、健康面とあわせて、今から備えていきたいですね。

参考資料

宮野 茉莉子