まとめにかえて
年金の受給額は個人差が大きいもの。老後資金の備えとして、まずはご自身の「ねんきん定期便」をじっくりみることをおすすめします。
また、2022年度の年金受給額は、昨年度より0.4%下がってます。少子高齢化の今、年金制度は持続するもののその水準については不安を抱える方が多いでしょう。
NISA制度は通常、利益に約2割かかる税金が非課税になる制度です。「投資のリスクが怖い」という方も、貯蓄の一部を国の制度であるNISA制度を利用して、将来に備えていくことは検討されるといいでしょう。
特につみたてNISAは毎月一定額を積み立て、長期間運用することでリスクを軽減し、利益を期待するものです。
初心者でもはじめやすいのが積立投資ですので、まずは情報収集してみてはいかがでしょうか。
参考資料
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元証券会社社員
経歴と保有資格
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
得意ジャンル
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児のひとり親。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年8月20日更新)。