関西と関東はすき焼きが全然違う!
すき焼きの違いに戸惑った経験がある方も多いのではないでしょうか。
農林水産省「うちの郷土料理 東京都 すき焼き(すきやき)」によると、関東では醤油、砂糖、酒をベースにした割り下に、牛肉やねぎ、春菊、焼き豆腐などの具材を添えて煮ることが一般的です。
一方、関西では牛肉を牛脂で焼き、砂糖や醤油で味付けしていくのが一般的です。その後野菜を入れていき、出てきた水分で煮るイメージです。
砂糖と醤油などのバランスが難しく、「そういえばレシピサイトではどれくらいの分量で載っているのかな」と調べてみると、割り下のレシピばかり出てきて戸惑うものです。
カレーや肉じゃが「豚肉」に違和感
最後にご紹介するのは、肉の違い。関東では豚肉が多いですが、関西では牛肉が一般的です。
材料を揃えたあとにレシピサイトで「肉じゃが」と検索すると、豚肉が出てきて戸惑ったという方も多いですね。
スーパーでカレー用の牛肉を見つけられなかったという方もいました。
実際、総務省の「家計調査 家計収支編2021年総世帯」で年間支出金額を確認すると、関東地方では牛肉1万4642円に対し、豚肉が2万4939。近畿地方では牛肉2万6388円に対し、豚肉が2万2776円でした。
違う傾向が表れている点がおもしろいですね。