採用側がガッカリする職務経歴書の5つの特徴

さて、職務経歴書の多くの場合の問題点は「応募者のイメージがわいてこない」書き方をされているものが多いということです。

以下、そうした職務経歴書を目にすることが多い人事部や面接官がガッカリする職務経歴書のパターンをご紹介していきます。

その1:何が応募者の強みなのかが見えてこない

人事部や面接官は面接をする前に事前に応募者がどのような人物かを見出そうと準備をします。

その際に、応募者の強みは何か、どんな実績があるのかをサマリーしてくれる項目が冒頭にあるだけでも、採用プロセスを効率化してくれるために印象が全く変わってきます。

もっと言うと、サマリーがしっかりしているだけで「この人物はデキル」という印象すら与えます。

余談になりますが、私が外資系企業で勤務していた時は上司はレポートのサマリーで仕事の優先度を決めていました。

話を戻しましょう。

職務経歴書の冒頭には、箇条書きでもよいので、強みや職歴での応募者の特徴をまとめられている状況であれば、その後の展開がぐっと読みやすくなります。

また、応募者からすれば、「私の職務経歴書はこう読むんだよ」とガイドすることが可能です。そうすることで自分を有利に売り込むことができます。

その2:情報の羅列ばかりで話にストーリー性と抑揚がない

職務経歴書に多いのが、職務や作業内容の羅列ばかりで、読んでいて「面白い!」と思うものが少ないです。

必ずしも素晴らしい話ばかりだけでなくてよくて、苦労話などもあればその人物を知るにあたって手触り感がぐっとますます。

各職務内容にストーリー展開と抑揚がつけられれば「二重丸」です。

その3:企業内用語を多用し外部が職務内容を理解できない

その企業でしか使われていない社内用語の使用、業界用語の多用は様々なバックグラウンドの人が見るという前提に立つとNGです。

より一般的な用語を使えるようにしたいところです。

無理な業界人自慢は不要です。

その4:自分で成し遂げたこととチームで成し遂げたことの区別がない

職務経歴書に過去の実績は必須ですが、その結果は自分だけで達成したのか、チームで達成したのかの記載は必須です。
意外なトラブルのもとにもありうるので、区別をしましょう。

その5:無理に「盛った」内容を展開している

盛った内容は、面接時に話を聞いて期待値を下回ると、採用プロセスの中で後々尾を引くことがあります。

自分にとっても第三者から見てもフェアな記載が安心・安全です。