つみたてNISAで失敗する人の特徴5選
-つみたてNISAで失敗してしまう人の特徴を教えてください。
Rさん:はい、大きく5つの特徴があるのでお話しします。
その1:資産運用が初めてなので保守的なリスクを嫌った商品を選択してしまう
つみたてNISAは投資をして20年以内の売却益や配当に課税がされないという非課税枠のある制度です。
したがって、大きく価格が上昇するものへの投資が最適です。
価格が上昇する可能性があるということは、一方でリスクが大きいということです。
つまり、保守的な資金の運用はつみたてNISAには向いていません。
その2:人気ランキング通りに投資信託を選んでしまう
過去のパフォーマンスで見ると米国株のパフォーマンスは歴史的に見ても好調でした。
そのためか、米国株式のインデックスファンドを推す人も多く、人気投信ランキングでも上位を占めています。
ただ、これは米国という1国への投資と変わりませんので、おすすめできません。
投資信託の良いところは、分散投資ができるということです。それは銘柄だけではなく、国や地域も分散することができます。
その中で、「米国1国投資」は投資信託の機能を十分に享受できてないといえるでしょう。
その3:なじみのある日本株式のインデックスファンドを選んでしまう
まず、日本への1国投資は米国1国投資と同じ理屈でおすすめできません。
また、日本株は米国株と違い、景気によって循環しながら成長する株式ではないのでさらにおすすめできません。
その4:毎月の積立額の確保に無理をしている
つみたて投資は原則としてはタイミングを選ばない投資なので、無理のない範囲で金額を決めて投資をすると効果が出ます。
さがっても買い続けることでドルコスト平均法の効果が出てくるので、たとえば、つみたてNISAでいえば、毎月2万3000円ちょっとの範囲で無理のない金額を投資できるように資金繰りを準備することが重要です。
毎月の投資金額を変えるということになれば、投資をするタイミングを選んでいるということになります。
その5:万が一の保障を持っていない
投資を意識するあまり、万が一、仕事ができなくなり、安定的な収入がなくなることでつみたて投資ができなくなるというケースがあるというのを知っています。
つみたて投資を継続させるためにあらかじめ貯蓄をしておくか、就業保障などの保険は入っておきたいところです。
当たり前ですが、つみたて投資は継続的に投資を続けることに意味があります。