60歳代から受給が始まる年金
続いて、年金収入についても確認しておきましょう。
まずは公的年金の仕組みをおさらいします。日本の年金は国民年金と厚生年金の「2階建制度」が採用されています。
国民年金だけを受給するのか、厚生年金を国民年金に上乗せして受給できるのかが大きな違いです。
1階部分=国民年金(基礎年金)
- 加入対象:日本に住む20歳から60歳未満の方
- 保険料:一律(年度によって変更が入ります)
- 年金額:満額77万7792円(令和4年度)
2階部分=厚生年金(上乗せ部分)
- 加入対象:主に会社員、公務員など
- 保険料:報酬比例制(毎月の報酬により決定)
- 年金額:加入期間や納付保険料によって決定
国民年金は保険料が一律のため、多く受け取るためには加入月数が重要です。
厚生年金は在職中の収入で支払う保険料が変わります。そのため、加入期間だけではなく、在職中の収入も重要になります。