1. 日本の年金制度について

日本の公的年金制度は「国民年金（基礎年金）」と「厚生年金」の2階建て方式と呼ばれています。

出所：日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」（令和4年4月）、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

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それでは早速、自分自身がどんな年金に加入をしているか確認していきましょう。

1.1 代表的な例

  1. 独身　会社員の場合：国民年金・厚生年金　　
  2. 独身　自営業の場合：国民年金のみ
  3. 既婚　夫：会社員　妻：会社員の場合：夫・妻（国民年金・厚生年金）
  4. 既婚　夫：会社員　妻：専業主婦の場合：夫（国民年金・厚生年金）妻（国民年金のみ）

1.2 国民年金（1階）

加入できる条件

  • 日本在住の20歳以上60歳未満の方

国民年金は加入者を３つに分けています。

  • 第1号被保険者：個人事業主・自営業・農業者・漁業者・学生・フリーター
  • 第2号被保険者：会社員・公務員
  • 第3号被保険者：第２号被保険者に扶養されている配偶者（年間収入130万円未満）

国民年金は保険料が一律のため、年金受給額に大きな差が出にくい傾向にあります。

1.3 厚生年金（２階）

加入できる条件

  • 会社員や公務員の方

厚生年金は個人の年収や加入期間によって年金受給額が変わってきます。

年収が多く、加入期間が長ければ、受給額が多い傾向にあります。