世帯年収400万円台の暮らし。貯蓄や負債、共働き率はどれくらいか

今回は総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」を参考に、まずは世帯年収400万円台の働く世帯のようすを詳しく確認します。

【年収400万~450万円(平均年収426万円)の勤労世帯】

  • 世帯主の平均年齢・・・50.7歳
  • 世帯人数の平均・・・3.10人 (うち18歳未満の世帯人員・・・0.81人)
  • 世帯主の配偶者のうち女性の有業率・・・39.1%

平均貯蓄額:912万円

貯蓄の内訳
金融機関…897万円

  • 通貨性預貯金:317万円
  • 定期性預貯金:303万円
  • 生命保険など:225万円
  • 有価証券:52万円

金融機関外…15万円

平均負債額・・・521万円(うち「住宅・土地のための負債」・・・486万円)

【年収450万~500万円(平均年収474万円)の勤労世帯】

  • 世帯主の平均年齢・・・49.8歳
  • 世帯人数の平均・・・3.18人 (うち18歳未満の世帯人員・・・0.85人)
  • 世帯主の配偶者のうち女性の有業率・・・48.2%

平均貯蓄額:784万円

貯蓄の内訳
金融機関…765万円

  • 通貨性預貯金:277万円
  • 定期性預貯金:237万円
  • 生命保険など:157万円
  • 有価証券:94万円

金融機関外…19万円

平均負債額・・・693万円(うち「住宅・土地のための負債」・・・652万円)

世帯年収400万円台のご家庭では、50歳前後の夫婦と18歳未満のお子さんひとりで、専業主婦世帯が多いとわかります。

貯蓄額は784~912万円。世帯年収400万円台後半のほうが貯蓄額が低くなっていますが、女性の有業率は約9ポイント上がっています。

貯蓄は必ずしも世帯年収が高ければ多いわけではなく、夫婦ともに働くことで出費が増えるご家庭も多いでしょう。

負債はほとんど住宅ローンと考えられるものが500万円前後残っています。