eMAXIS バランス(波乗り型)は 、ポートフォリオの70%を8資産へ分散投資する一方で、残り30%は「トレンドフォロー戦略」による運用を行います。「トレンドフォロー戦略」とは、「直近に良好な運用成績を記録した資産は、一定期間好調なパフォーマンスが継続する」という仮定を基に、過去の運用成績が良い資産の投資比率を上げていくという市場動向の「波に乗る」戦略です。資産の選択や資産構成の見直しといったメンテナンスの必要がなくお任せできるので、資産形成を始めたばかりの方や日ごろは忙しくてなかなか時間をかけて検討できないという方にも、おすすめの投資信託です。

ファンドの概要

ファンド名 eMAXIS バランス(波乗り型)
委託会社(運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドのタイプ インデックス型
購入手数料 なし(ノーロード)
信託報酬(年率) 0.54%(税抜0.5%)
対象投資家タイプ
  • 資産運用経験なし/初心者
  • 30歳未満/30代/40代50代/60代~
  • 資産形成目的
  • リスク許容度中

この投資信託をおすすめできる個人投資家のタイプ

  • これから資産運用を始めたい方
  • 資産運用を始めたばかりの方
  • リスクを限りなく分散したい方
  • 長期的な資産形成をしたい方
  • 日頃忙しくてポートフォリオのメンテナンスが難しい方
  • 退職金をとりあえず運用したい方

信託報酬(運用管理費用)

年率0.54%(税抜きは年率0.5%)以内を日々の純資産総額に対してかけた額。

ただし、ファンドの純資産総額に応じて信託報酬率はかわります。信託報酬率(年率、税抜き)は以下の通りです。

純資産総額 信託報酬率(年率、税抜き) 内訳
500億円未満の部分 0.5% 委託会社及び販売会社へ0.44%、受託会社へ0.06%
500億円以上1,000億円未満の部分 0.48% 委託会社及び販売会社へ0.43%、受託会社へ0.05%
1,000億円以上の部分 0.46% 委託会社及び販売会社へ0.42%、受託会社へ0.04%

信託財産留保額

0.15%を換金申込受付日の翌営業日の基準価額にかけた額

純資産総額

36.99億円(2018年2月9日時点)

ベンチマーク

参考指数は東証株価指数(TOPIX)、MSCI  Kokusai  Index(MSCIコクサイ インデックス)(円換算ベース)、MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)、NOMURA-BPI総合、シティ世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)、JPモルガンGBI‐EMグローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)、東証REIT指数(配当込み)およびS&P先進国REITインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)を12.5%ずつ組み合わせた合成指数です。

構成資産

国内株式、先進国株式、新興国株式および国内債券への投資にあたっては、トレンドフォロー戦略を活用し、機動的に資金を配分します。
トレンドフォロー枠30%。
国内リート、先進国リート(外国リート)、先進国債券(外国債券)、新興国債券(外国債券)が各12.5%。
国内株式、先進国株式(外国株式)、新興国株式(外国株式)、国内債券、をそれぞれ5%ずつ保有。

主な取扱い金融機関

エース証券、SMBC日興証券(ダイレクトコース専用)、SBI証券、岡三オンライン証券、au カブコム証券、GMOクリック証券、ジャパンネット銀行、高木証券、立花証券、東洋証券、野村證券(野村ネット&コール)、浜銀TT証券、ひろぎんウツミ屋証券、フィデリティ証券、ふくおか証券、福島銀行、マネックス証券、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行(インターネット専用)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(インターネット専用)、武蔵野銀行、山形銀行、横浜銀行、楽天証券

あおぞら銀行、岩井コスモ証券(インターネット専用)、エース証券、SMBC日興証券(ダイレクトコース専用)、SBI証券、岡三オンライン証券、au カブコム証券、熊本銀行、ジャパンネット銀行、荘内銀行、親和銀行、ソニー銀行、高木証券、立花証券、千葉銀行、東海東京証券、東洋証券、南都銀行、西日本シティTT証券(ラップ)、野村證券(野村ネット&コール)、浜銀TT証券、百十四銀行、ひろぎんウツミ屋証券、フィデリティ証券、福岡銀行、ふくおか証券、北都銀行、ほくほくTT証券(ラップ)、北海道銀行、松井証券、マネックス証券、三重銀行、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行(インターネット専用)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(インターネット専用)、水戸証券、武蔵野銀行、ゆうちょ銀行、横浜銀行、楽天証券

おすすめのネット証券まとめ

同じ投資信託でも証券会社ごとに購入手数料も異なる

「どこで投資信託を買うか」によって、大きく差が出るのが購入手数料です。同じ投資信託でも、A証券では投資額の3.24%の購入時手数料がかかるのにB証券では0%(無料)ということが当たり前に起こります。その点、ネット証券は投信の購入時手数料が比較的安く設定されているので、ネット証券での購入を検討するといいでしょう。

ノーロード投信を選ぼう!

さらに、ネット証券の中でも投資信託をよりお得に購入できる可能性の高いところがあります。「ノーロード投資信託」、すなわち購入時手数料無料の投資信託の取扱本数を比べてみてください。ノーロード投資信託の取扱本数が多いということは、お得に投資が始められる可能性が高くなるということです。

SBI証券と楽天証券は必ずチェックしよう

ネット証券各社の投資信託取扱本数と、ノーロード投資信託の取扱本数は、SBI証券楽天証券が突出しています。この2社は銀行や大手証券を含む全ての金融機関と比較しても投資信託の取扱い本数が突出しているので、投資信託に興味がある場合には少なくともどちらか1社の口座は開設しておきたいところです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。eMAXIS バランス(波乗り型)はこれから資産形成をしていきたいという方にはぜひ検討していただきたい投資信託です。 さらに投資信託について知りたいという方には、以下のリンク先の記事をおすすめします。

>>失敗しない投資信託の選び方:おさえるべき3つのNGと6つのポイント

(参考リンク)

>>eMAXIS バランス(波乗り型)のファンド情報 

運用会社の ファンド説明のHPリンク

 

【最終更新日:2018年2月13日】

【用語集】

信託報酬(運用管理費用):投資家が投資信託(ファンド)の委託会社・販売会社・受託会社に対して支払う手数料。ファンドごとに異なります。

信託財産留保額:投資信託の中途解約時にかかる費用。託財産留保額が設定されているファンドでは、解約する人がこの費用が負担します。

純資産総額:株式・債券などファンドの資産から負債を差し引いた、ファンドの財産の合計。投資信託の規模を示します。解約等による信託財産の減少や運用する株式・債券価格の下落、決算時の収益分配などにより純資産総額は減少します。

ベンチマーク:その投資信託が運用の目安としている指数。たとえば、ベンチマークが日経平均株価やTOPIXであれば、これらの値動きと比べてファンドがどういう動きをしたか、などという見方で運用成績を判断します。

構成資産:そのファンドを構成する資産(国内外の株式・債券、REITなど)とその割合。

LIMO編集部