正規の職員・従業員と非正規の職員・従業員の賃金差
厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」 によれば、正規の職員・従業員と非正規の職員・従業員では、賃金の大きな格差が生じています。
男女計では、正社員・正職員は323万4000円に対し、正社員・正職員以外は216万7000円。正社員の方が1.5倍多い賃金となっています。
男女別にみると、男性の場合、正社員・正職員は348万8000円に対し、正社員・正職員以外は241万3000円。こちらも正社員の方が1.45倍多くなっています。
また女性の場合でも、正社員・正職員は270万6000円であるのに対し、
正社員・正職員以外は195万4000円となり、正社員の方が1.4倍多いという結果になりました。
この賃金の差は、もちろん可処分所得での違いもあります。しかしそれ以外にも、平均年収や加入月数が多いほど受け取れる年金額が増える「厚生年金の受給額」にも大きく影響することになります。