4. 70歳代以上の貯蓄を知り、老後に備える
今回はは、70歳代以上世帯の家計の状況を見ながら、私たち現役世代が「老後貧乏」に陥らないために必要な対策について考えてみました。
急速な高齢化と出生率の低下を考えると、数十年後の年金水準は上昇はなかなか見込みづらいところです。
ただ、現在の高齢者の家計を知ることは、現役世代が老後に備える際のヒントになるでしょう。
節約、貯蓄、投資など方法はさまざまですが、将来を見据えて資産を守り、育てるという考え方は、なるべく早めに体得しておきたいものです。そうした姿勢を持つことが、将来の自分を守ってくれることにつながるでしょう。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯](令和3年)」
- 厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(令和3年12月)
- 生命保険文化センター「老後の生活費はいくらくらい必要と考える?」
齊藤 慧