相次ぐ物価上昇で、家計を気にしている人も多いのではないでしょうか。

養命酒製造株式会社が2022年8月4日に公表した調査結果によると、「家族と温度差を感じること」TOP3は、下記の通り。

  • 好みのエアコン設定温度
  • 家計に対する危機感
  • 物価上昇に対する危機感

家計や物価上昇といったお金の問題に関して、家族との意識の違いを感じる人が多いようです。お金の問題についての心配度合いは、個々人の状況によって千差万別でしょう。

そこで今回は、同調査の内容を確認したうえで、気になる貯蓄事情も見ていきます。

家計や物価上昇への危機感がランクイン

同調査では、全回答者(1000名)に、家族と温度差を感じることを聞きました。その結果「好みのエアコン設定温度」(30.0%)が最高となりました。

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出典:養命酒製造株式会社「『夏冷え』と『夏の疲れ』に関する調査2022」(2022年8月4日)

出典:養命酒製造株式会社「『夏冷え』と『夏の疲れ』に関する調査2022」(2022年8月4日)

次いで、「家計に対する危機感」(17.8%)、「物価上昇に対する危機感」(13.9%)、「休日のお出かけに対する意気込み」(11.5%)、「好みのお風呂設定温度」(11.4%)となりました。

家計や物価上昇といったお金の問題に関して、家族との意識の違いを感じる人が多いようです。

物価上昇は今後も続く可能性があります。万が一に備えて、貯蓄を進めておきたいところですね。

貯蓄3000万円以上ある人の平均年収はいくらか

貯蓄というと、実際に貯蓄を多く蓄えている家庭の状況はどうか、気になるものです。そこでここからは、貯蓄3000万円以上を持つ人の家庭の姿を見ていきます。

総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)詳細結果-(二人以上の世帯)」より、勤労世帯で確認します。

勤労世帯

  • 年間収入:992万円
  • 貯蓄:3397万円
  • 負債:596万円(住宅・土地のための負債550万円)
  • 世帯主の年齢:55.2歳
  • 女性の有業率:53.5%

年収は1000万円に近い水準です。貯蓄3000万円以上というまとまった金額を貯めるには、年収も大きく影響するのでしょう。

また、女性の有業率、すなわち共働き率は半分以上となりました。「パワーカップル」という言葉も出てきていますが、高年収を得るには共働きというのも効果的な選択肢でしょう。

世帯主の年齢を見ると50歳代半ばです。住宅ローンの残債と思われる負債は550万円です。

年代別の貯蓄!あなたの年代の貯蓄の平均・中央値はいくらか

次に、年代別の貯蓄額を見ていきます。金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和3年)」から、貯蓄額の平均値と中央値をチェックしていきましょう。

年代別の平均貯蓄額・二人以上の世帯(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 20代:212万円(中央値63万円)
  • 30代:752万円(中央値238万円)
  • 40代:916万円(中央値300万円)
  • 50代:1386万円(中央値400万円)
  • 60代:2427万円(中央値810万円)
  • 70代:2209万円(中央値1000万円)
  • 全体:1563万円(中央値450万円)

平均値は、一部の富裕層の貯蓄に引っ張られているため、高い数値が出やすい傾向にあります。

中央値の方が、より実態に近いでしょう。

貯蓄3000万円以上貯めるに早めに動く

3000万円以上貯めるには、家庭によって状況は異なりますが、まずは世帯年収を増やすことを考えるのも一つの手です。

お子さんが小さかったり、家族の介護が必要だったりすると働きにくいですが、長期的な視点でキャリアプランを考えてみてもいいと思います。

また、現役世代の人は、「日常生活が忙しいから老後のことなど考えられない」「老後はまだ先のこと」と思っている人も多いでしょう。

ただ、まとまった貯蓄を得るには、長期間をかけて地道に貯めるのが王道です。「定年なんてまだまだ先」と思うのではなく、たとえば40歳から60歳までの20年間で2000万円を貯めるといった、具体的な数値目標を定めるといいでしょう。

今は、「つみたてNISA」「iDeCo」など、初心者でもはじめやすい積立投資の制度も整いつつあります。もちろんリスクはあるので、まずはこうした制度を調べてみることをおすすめします。

参考資料

齊藤 慧