NISA利用者の年収500万円未満が多いワケとは
余裕がなければできない印象の投資ですが、先ほどの結果をみえると余裕があるとは言い切れなくてもNISA制度を利用している方はいると考えられるでしょう。
とはいえ、国税庁によれば、日本の平均年収は433万円。
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」より、年収100万円以下~2500万円超の割合を確認しましょう。
日本で年収500万円以下は69.7%です。
7割は超えないまでも同水準のため、年収にかかわらず運用をする方も多いと思われます。
また、先ほどの日本証券業協会の資料によれば、一般NISAとつみたてNISAの口座数の年代別内訳は以下の通り。
一般NISAは比較的幅広い年代で利用されている一方で、つみたてNISAは20~40代で約7割を占めます。
つみたてNISAの利用者は若年層が多く、まだ年収が上がりきる前の方が多いことも関係していると考えられるでしょう。