4. 厚生年金15万円では足りない場合も
男性は女性に比べると厚生年金を月額15万円超もらっている人は多く、全体でも約65%になっていることがわかりました。
しかし、老後の生活費を考えた際に、男女ともに果たして年金だけで十分な生活をおくることができるでしょうか。
冒頭でも触れましたが、今年度の年金受給額は昨年度に比べて減少しています。また、物価は今だけでなく、今後も上昇していく可能性があります。
そうなった際に、対抗できる準備を自分でしておく必要があります。「年金が少ないから暮らしていけない」と国のせいにしたところで問題は解決しません。
今のうちから、自助努力で老後のためにしっかりと準備をしておく必要があります。
つみたてNISAやiDeCoといった国が推奨する資産運用を活用するのもよし、投資信託や個人年金など、証券会社や保険会社が用意している金融商品を活用するのもよしです。
自分に合った「資産運用」にぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。まずは第一歩を踏み出すことが重要です。
参考資料
- 日本年金機構「令和4年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(令和3年12月)
- 日本年金機構「ねんきん定期便の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)」
荻野 樹