ドルコスト平均法で投資をすれば、投資信託の平均取得単価は下がる

そんなとき、ドルコスト平均法で、定期的に一定の金額分だけ投資信託を購入していくことを長期間続けていくと、購入価格が平準化されていきます。

たとえば、毎月2万円分の投資信託を購入したとき、2ヵ月目以降から、1口あたりの平均取得単価は以下のように変化します。

LIMO編集部作成

 

  1. 1ヵ月目は、投資信託1口あたりの価格が1万円だとすれば、2口購入できます。その場合の平均取得単価は、2万円÷2口=1万円となります。
  2. 2ヵ月目に、投資信託1口あたりの価格が1000円に下がったとすれば、20口購入となります。1か月分の購入も含めての平均取得単価は、4万円÷22口=約1818円となります。1と比べると、平均取得単価が大幅に下がっています。
  3. 3ヵ月目に、投資信託1口あたりの価格が5000円に上がった場合、4口購入できます。平均取得単価は、6万円÷26口=約2307円です。
  4. 4ヵ月目に、投資信託1口あたりの価格がさらに上がり、2万円になったとすれば、1口のみの購入になります。その場合の平均取得単価は8万円÷27口=約2962円です。
  5. 5ヵ月目に、投資信託1口あたりの価格がもっと上がり4万円になったとすれば、0.5口の購入になります。平均取得単価は10万円÷27.5口=約3636円になります。