1. 不動産投資が選ばれる4つの理由

資産運用の手段として不動産投資が選ばれる理由には、以下の4つが挙げられます。

  • 毎月の安定した収益を基に資産拡大が期待できる
  • 老朽化しない固定資産として土地が手に入る
  • ニーズを反映しやすく思い通りの経営が可能
  • 減価償却などの経費を利用して節税効果を得られる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.1 毎月の安定した収益を基に資産拡大が期待できる

不動産投資における最大の魅力は、毎月安定した家賃収入(インカムゲイン)が期待できることです。

投資先として購入した物件に入居者がいる限り、家賃収入は入り続けます。

その収入を、まずはローンの返済や修繕費の積み立てといった費用に充てます。そして余剰分をプールしておき、資産を形成していくのが不動産投資のセオリーです。

マンションを一棟買うには、ある程度のまとまった自己資金を用意する、金融機関から融資を引き出す条件をクリアする、などさまざまなハードルがあります。

しかしアパートの一棟買いであれば、マンションほど大きな費用をかけずに済むので、初期費用を抑えたい方はアパート投資から始めてみるとよいでしょう。

家賃収入をプールしておき、物件を売却したときの売却益と併せて新たな物件の購入資金にする、というのも不動産投資の一般的な手法です。ぜひ覚えておきましょう。

不動産投資は早めに不動産を保有して運用をスタートすることが大切重要なポイントです。

資産を拡大するための第一歩として、初期費用が安く済むアパート経営を選ぶ方も少なくありません。

  • 初期費用が少ない方
  • これから不動産投資を始めようと考えている方

これらに当てはまる場合は、アパートの一棟買いがお勧めでしょう。

1.2 老朽化しない固定資産として土地が手に入る

不動産投資では建物と一緒に土地も購入するのが一般的です。

土地と建物はどちらもあなたの資産ですが、建物は経年劣化していきます。

そのため建物については年々価値を減らしていく減価償却や、修繕などの処置が必要となり、売却時には購入時より物件価格が低下している可能性があります。

しかし土地は消耗しないため、減価償却も修繕も必要ありません。

長く保有していても価格が大きく下落する可能性は低く、安定した固定資産の1つといえるでしょう。

用途も幅広く、建物を立てて運用する以外にも、駐車場として経営することもできます。

用途を転用すれば農地として貸し出すことも可能です。

周辺環境や時代のニーズに合わせて土地を利用することで、さらに資産形成の手段が広がるでしょう。