上値は重いが、200日移動平均線は維持

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。

前週、200日移動平均線をローソク足の実体が超えたことから、先週はこれを維持できるかどうかがポイントでした。

実際には、200日線付近まで下落してはそこから持ち直すというような動きで、底堅さを感じさせました。

ただ、上値も重く、2万8000円を超えると売りに回る投資家が多かったようです。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。

チャートの形は悪くありません。これまで3月下旬、6月上旬と、いずれも200日線付近で上値を抑えられ、調整する流れでした。

しかし、今回は逆に200日線で下値を支えられたような形になっています。さらに、先週の値動きにより、25日線が75日線を下から上に抜けるゴールデンクロスが形成されています。

今週以降、2万8000円を突破し、さらに2022年6月9日の高値(2万8389円)を超えてくることが期待されます。

そうなると、2022年3月25日の高値(2万8338円)も超えてくるので、売買が積みあがったところを超え、上値抵抗レジスタンスラインが下値サポートラインになります。

いくつかの節はあるものの、3万円台まで視野に入ってきます。まずは今週、心理的節目となる2万8000円および、2022年6月9日の高値を超えられるかどうかを注視したいところです。

ただし、逆に200日線を割り込むようだと、3月下旬、6月上旬と同じ流れになってしまいます。そうなると、再度2万5000円付近までの調整もあり得ます。

下原 一晃