土の再利用、どうすればいい?

捨てられない土は再利用してみるのがいちばん。多少手間はかかりますが、土の改良をおこなっておくと次に植物を植えたとき、元気よく育つようになります。

植物を育てたあとの土は、土中の養分、微生物が偏っている状態。病害虫が潜んでいる場合もあります。このような状態の土を使い回すと、必要な養分や微生物の力をうまく利用することができず、植物は丈夫に育つことができません。

まずは土を消毒して、含まれるべき養分を補うことが大切です。まずは家庭でもできる消毒の方法として、太陽熱消毒の方法をお伝えします。

太陽熱消毒の方法

猛暑が続いていますが、じつはこの暑い時期は土の消毒にぴったりの季節。使った土は太陽の熱を利用して消毒、殺菌をおこないましょう。

畑の太陽熱消毒(daichi_takara/shutterstock.com)

暑くなったアスファルト上など、高温になる場所を活用すると、土中の虫の卵やウィルスを死滅させることができます。家庭ではビニール袋を使った太陽熱消毒がオススメです。

  1. 使用済みの土から雑草や枯れた茎や葉、根などを取り除きます。ふるいなどを使うとキレイに取り除けます。
  2. 透明のビニール袋に土を入れます。※黒のビニール袋を使う方法もあります。
  3. 土に水をかけて湿らせて、くちを結びます。
  4. 気温の高い日で、直射日光が当たる場所に3週間程度放置します。
  5. 3週間経過したら、袋の口を開けて乾燥させます。土に腐葉土やもみ殻くん炭などを混ぜて土壌改良してから使用します。