生命保険の契約動向
次に、一般社団法人生命保険協会「2021年版 生命保険の動向」のデータをもとに、国内の生命保険の実態について振り返っていきます。
同調査によると、2020年度の生命保険の新規契約件数(契約転換制度による転換後契約の件数を含む)は1702万件と、前年度比▲18.2%減となりました。
また、新規契約高(転換による純増加金額を含む)は44兆1290億円(同▲11.2%減)となりました。
以下、2016年度から2020年度までの各データです。
個人保険の新契約件数の推移
- 2016年度:1559万件
- 2017年度:1404万件
- 2018年度:1563万件
- 2019年度:1371万件
- 2020年度:1135万件
個人保険の新契約高の推移
- 2016年度:73兆円
- 2017年度:62兆円
- 2018年度:70兆円
- 2019年度:53兆円
- 2020年度:46兆円
近年、新契約件数・新契約高はそろって減少傾向にあり、この動向について生命保険協会は「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う対面販売の休止」が主な原因という見解を示しています。