1. 「国民年金と厚生年金」年金制度の確認
具体的な金額を見ていく前に、まずは年金制度を振り返ってみましょう。
日本の公的年金制度は2階建てになっています。
一階部分である国民年金は、20歳以上のすべての人が加入を義務付けられています。国民年金の保険料は一律で、最大40年間全納すれば満額が受給できるということになります。
自営業や専業主婦の方などは国民年金のみとなりますが、会社員や公務員などは2階部分にあたる厚生年金に加入します。
保険料を納めた年数や現役時代の収入に応じて保険料が変わるため、厚生年金の受給額は個人差が出やすいのが特徴です。
このように現役時代の環境により公的年金の受給額が大きく変動することがわかったところで、実際の受給額を確認していきましょう。