在宅介護と仕事は両立できない?主なリスクは3つ
在宅介護と仕事の両方を同時に行う場合、次のようなリスクがあります。
在宅介護と仕事の両立のリスク1. 睡眠不足
介護者が睡眠不足に陥りやすくなります。
たとえば、夜中のトイレ介助やおむつ交換に起こされることが毎日続くと介護者は十分な睡眠が取れないまま、仕事に行くことになってしまいます。
在宅介護と仕事の両立のリスク2. 介護うつ
精神的なストレスが蓄積し、介護うつになる人がいます。
協力者がいないため一人で介護を抱え込んでしまったり、介護のために自分の時間がなくなり気持ちの余裕がなくなると、ストレスが蓄積して介護うつになってしまうかもしれません。
在宅介護と仕事の両立のリスク3. 親子関係の悪化
特に子どもが親を介護する場合には、お互いの関係性が悪くなることがあります。近い間柄だけに、お互いに遠慮なく本音やわがままを言ってしまうからです。
さらに、子が親の認知症の症状を受け止められず、怒りやストレスをぶつけてしまい関係が悪化することもあります。
在宅介護を続けるとストレスや睡眠不足が慢性化し、体力的・精神的に疲れて果てるため限界を感じてくるでしょう。
介護者が介護うつになったり、体を壊したりしてしまう前に、介護のための支援制度や介護保険のサービスを使って在宅介護と仕事を両立させる体制を整えましょう。
次に活用できる支援制度と、在宅介護サービスの種類をご紹介します。