在宅介護と仕事を両立する方法1. 「介護休業制度」を活用する
「介護休業制度」は、働く人が要介護状態にある家族を介護するために取得できる支援制度です。
ここでいう「家族」とは、配偶者(事実婚を含む)、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹、孫と定められています。
休業できる日数は対象家族1人につき93日。その日数を、最大で3回に分割して取得可能です。
ちなみに、介護休業を取得できるのは、正社員だけでなく、アルバイトやパート、派遣社員、契約社員等の有期契約の労働者も含まれます。
ただし、有期契約の労働者は、雇用されている期間や、労働契約が終了する時期によって対象とならない場合があります。
在宅介護と仕事を両立する方法2. 「介護休業給付金」を申請する
介護休業中の経済的支援として、一定の要件を満たす方は雇用保険から「介護休業給付金」を受け取ることができます。
申請は、介護休業を終えた後に勤務先を経由してハローワークに申請します。
給付金の対象者は、雇用保険に加入している介護休業の取得者で、介護休業前の2年間のうち12カ月以上、月11日以上勤務していることが条件となります。
また、給付金の支給額は原則として「休業開始時賃金日額×支給日数×67%」と定められています。