4. 厚生年金と国民年金をいくらもらえそうか調べる2つの方法
これまで、現在、公的年金を受給している方の金額についてお伝えしてきました。現役世代の人たちが年金をもらうまで、年金制度がどうなっているかはわかりません。
だからこそ、まずは自分の年金額を調べて、年金資金について考えるべきでしょう。年金額を確認するには、2つの方法があります。
4.1 厚生年金と国民年金の受給額を調べる方法1. ねんきんネット
年金は、老後資金の基幹となるものです。ねんきんネットに登録すれば、24時間いつでも自分の年金額などを確認することができます。マイナンバーカードを使った「マイポータルとの連携」、基礎年金番号やメールアドレスを使った「ユーザーIDの取得」のいずれかの方法で登録することができます。
このように自分の年金受給額を知ることで、老後のマネープランをより具体的に考えることができるようになります。
4.2 厚生年金と国民年金の受給額を調べる方法2. ねんきん定期便
自分の年金がいくらかは、誕生月に毎月送られてくる「年金明細書」で確認することができます。
50歳未満の方は「過去の加入実績に基づく年金額」、50歳以上の方は「推定年額」が表示されます。
こうした方法を利用して、老後資金について考えてみる時間を設けることをおすすめします。
参考資料
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2021年12月)
- 厚生労働省「令和2年簡易生命表」
- 厚生労働省「健康寿命の令和元年値について」
- 日本年金機構「『ねんきん定期便』の様式(サンプル)と見方ガイド(令和3年度送付分)
- 日本年金機構「『ねんきんネット』とは?」
齊藤 慧