まとめにかえて
上記以外にも、まとまった金額を貯蓄するためには、たとえば住む場所を見直すという方法もあります。
子どもたちが巣立った後、広い家に住み続けるのも管理が大変な場合もあるでしょう。家賃がかかるのであれば、部屋数が少なく家賃が抑えられる場所への引っ越しも検討したいところ。
同時に、老後の交通費についても考えておきましょう。何歳まで車を保有するのか、車を手放した後はスーパーや病院に行くのにどの交通機関を利用し、どれくらいの時間とお金がかかるのかといったような点も考えて、住まいは決めたいものです。
50代は子どもが巣立つ時期だからこそ、「ほんとうの夫婦2人の暮らし」を考えられる時期でしょう。
貯蓄だけでなく生活も見直して、これからの50年を考えてみてくださいね。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」詳細結果表 第8-5表
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」詳細結果表 第8-30表
- 金融広報中央委員会「家計管理の基本の『キ』は天引き貯蓄」
宮野 茉莉子