6. 退職金や厚生年金以外にも老後資産の備えを
ここまで退職金と年金を確認してきました。
最近は「貯蓄から資産形成へ」というメッセージも浸透し、iDeCoやつみたてNISAなどを利用する人や、貯蓄型の保険商品を活用している人が増えてきました。
一方で、自身にとって将来どれくらいの資金が必要であるか分からないままはじめている方も多いのではないでしょうか。
資産背景も家族背景も人それぞれに異なる分、自分自身のライフプランをしっかり見つめ考える必要があります。
転職、結婚、出産など、人生が変わっていくように、マネープランも常に変わっていきます。
身体の健康診断を受けるように、お金についても健康かどうか定期的に確認し、将来必要となる資産に対して、形成できているのかを見つめ直すことも大切でしょう。
参考資料
- 内閣官房「退職手当の支給状況」(2020年度)
- 厚生労働省「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」
- 総務省「令和2年 地方公務員給与の実態」
- 東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職金事情(令和2年版)」
- 中央労働委員会「令和元年退職金、年金及び定年制事情調査」
- 総務省「令和2年 地方公務員給与の実態」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
齋藤 英里奈