意外と身軽で、大きな不安がない人も

関東近郊の68歳、Cさんは「おひとりさまでも意外と不安がない。親の遺産があるうえに自分で駅近のマンションも購入しているので老後の住処には不安がないし、親の遺産もよっぽど贅沢をしなければ使い切ることもなさそう。

病気もなく、周囲に友人もいて趣味を楽しむ毎日。これも、兄と協力して親の介護をしたこともあって介護費用を抑えられたし、親の介護期間も短かったことが良かったと思う」と話します。

兄弟と協力して両親を介護したCさん。自身も健康に大きな問題なく生活できていると言います。

「35歳の誕生日を迎えたときに『自分はもう生涯、結婚しないで生きていこう』と決めたので、そこからはずっと老後のことを見据えて貯金に励んできた。そのおかげで、病院や駅が近く快適な住処も得られたし、この先、生きていくのに今のところは大きな不安もない」と話してくれました。

若い頃から「おひとりさま」で生きていくことを決めて、老後のために貯蓄したりマンションを購入したりして念入りに準備をしていると不安は少ないようです。一人で生きていくと決めたら、早めに老後の準備をしておくといいでしょう。