病気になり、経済的な不安に駆られるときも

東海地方在住の69歳、Bさんは自分が病気になって経済的な不安を感じるようになったといいます。

「昨年、大きめの病気が見つかった。でも命に別状はないという状況で、医療費はかさむ。自分には家族がいないからとあまり保険をかけていなくて、貯蓄が医療費によってどんどん減っていくのがとても不安。

若い頃から仕事一筋で働いてきてそれなりに貯蓄はあるつもりだったけど、病院に行くタクシー代とか薬代、手術費用やベッドの差額など、少しずつ貯蓄が減少していく。この先自分がどこまで生きるのかわからないからできるだけ節約するようにしている」とのこと。

「若い頃は結婚に対してポジティブなイメージが持てなかった。今でも結婚しなかったことへの後悔はない。結婚して家族がいたとしても経済的な不安がつきまとうものだと思う。

ただ、一緒に闘病する人がいたり、自分の回復を待ってくれている人がいると少しは精神的に安らぐかもしれないというのは考えたことがある」と話していました。

年をとると誰でも病気をしやすくなるので、そのことも考慮して保険に入ったり、貯蓄に励んだりすることで老後の不安が少し和らぐかもしれません。

また「若い頃は不摂生ばかりしていた。それが今になって病気と言う形で出てきているように感じる。足腰が弱くなると医療費もかさむが、交通費や自宅の改修など必要なお金が桁違いになる。健康寿命を延ばすために若い頃から体を動かしたり、健康を気遣った食事をすることが大事だと思う」とBさん。

経済的な不安へのケアも大事ですが、自分の体を大事にすることも大事ですよね。