4. 妻が扶養内パートのケース
共働きといっても、妻が夫の扶養内としてパートで働いているケースもあります。健康保険上の扶養に入れば自身の保険料が発生しないため、年収を制限している方も多いでしょう。
この場合は夫が厚生年金、妻が国民年金となるため、〈男性:16万4742円〉+〈女性:5万4112円〉=21万8854円が目安になります。
妻が専業主婦という家庭でも同じシミュレーションとなるため、日本年金機構が公表するモデル年金額に近い金額となりました。
ちなみに日本年金機構のモデル年金とは、夫が平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円で40年間し、妻がずっと専業主婦だったと仮定して21万9593円であると提示しています。
「標準的な」という言葉を聞くと「ほとんどの人にあてはまる」というイメージになりますが、実際には千差万別であることがわかりますね。