多肉植物の中には暑さに強い夏型の品種もあれば、夏が苦手な冬型の品種もあります。

近ごろは気温が40度近くまで上がることもあり、暑さに強い品種にとっても厳しい環境と言えるかもしれません。

そこで今回は多肉植物の夏越し対策を解説します。夏型の多肉植物のオススメ品種も見ていきましょう。

多肉植物の夏越し対策は?

強い日差しを避ける

多肉植物は太陽の光を好みますが、夏の直射日光に長い時間当たり続けると、葉焼けをおこしたり腐ったりしてしまいます。気温が高いと高温障害を起こしやすくなり、葉の色が黄色っぽく変色することも。

多肉植物にダメージを与えないように、日差しがキツイ日は明るい日陰や室内に鉢を移動しましょう。庭植えには遮光ネットをかけて日よけ対策をしておくと安心です。

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風通しをよくする

乾燥した地域を原産地とする品種が多い多肉植物は、水分を溜めるのは得意な反面、排出は苦手。湿度で株が蒸れると、葉が溶けたような状態になってしまいます。溶けてしまった葉はもう元にはもどりません。

株元が蒸れないように、茂り過ぎて混み合っている葉は摘み取るのがオススメ。鉢の間隔をあけて置いたり、棚などの高い場所に置いたりすると風通しもよくなります。