4. おわりに
経済的なことだけを考えると、小学校から大学まで公立・国立で進んでくれたらと助かるのにと、ついつい考えてしまいます。しかしながら、難関を突破するためには相応の投資も必要だということを、親自身も認識しておかねばならないでしょう。
また、大学費用にばかり目が行きがちですが、選ぶ大学によっては一人暮らしなど学費以外のお金が必要になる場合もあります。国公立に進学できたとしても決して安くはない教育費、準備するのに早過ぎるということはありません。子供の進路希望に合わせ、計画的な対策を練ることが大切だといえそうです。
参考資料
- 令和2年度学校基本調査(確定値)の公表について(文部科学省)
- 令和元年度 私立大学等入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果(文部科学省)
- 国公私立大学の授業料等の推移(文部科学省)
- 国立大学等の授業料その他の費用に関する省令(文部科学省)
- 平成30年度学生生活調査結果(独立行政法人 日本学生支援機構)
- 2019年 国民生活基礎調査の概況(厚生労働省)
中野 令子