厚生年金と国民年金から天引きされる「税金と保険料」とは。手取りと額面が違う事実

2. 年金の額面はいくら？【国民年金】

ここまで年金からどんなお金が天引きされるのかをみていきました。ここからは年金をいくらぐらい受給できるのか、国民年金と厚生年金両方の「年金の額面」をみていきましょう。

厚生労働省の「令和2年度　厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると下記の通りです。

まずは国民年金の平均月額と1万円刻みの分布をみていきます。

〈全体〉平均年金月額：5万6252円
〈男性〉平均年金月額：5万9040円
〈女性〉平均年金月額：5万4112円

出所：厚生労働省「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

平均額は約5万円、受給額のボリュームゾーンは6万円以上～7万円未満です。この年金額から先程の税金や保険料が天引きされると、なかなか心もとない手取り額となってしまいそうですね。