3. 国民年金と厚生年金を増やす「繰下げ受給」とは
厚生年金や国民年金などの公的年金は、65歳からの支給が原則です。
しかし、受給開始年齢を65歳より遅らせることで、受給額を増やすことが可能です。これを繰り下げ受給といいます。
ただ厚労省によると、実際に繰り下げ受給を選択した人はごく一部です。繰り下げ受給はあまり認知されていないことが影響しているでしょう。
年金の繰り下げ受給で最大84%受給額を増やせる
ここからは、繰り上げ受給をした場合の増額率を1歳刻みで見ていきましょう。
- 66歳0ヵ月:8.4%
- 67歳0ヵ月:16.8%
- 68歳0ヵ月:25.2%
- 69歳0ヵ月:33.6%
- 70歳0ヵ月:42%
- 71歳0ヵ月:50.4%
- 72歳0ヵ月:58.8%
- 73歳0ヵ月:67.2%
- 74歳0ヵ月:75.6%
- 75歳0ヵ月:84%
75歳まで繰下げた場合、84%の増額となります。仮に月額16万円の場合、30万円に近い金額になるのです。