5.「国民年金の受給額」上乗せ術3.私的年金で備える
会社員や公務員等は「厚生年金」が2階建て部分となっています。
国民年金のみの方も、以下の方法で2階建て部分を作ることが可能です。
- 国民年金基金
- 個人年金保険
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
国民年金基金は、自営業などの国民年金第1号被保険者の方々が国民年金(老齢基礎年金)に上乗せして加入できる公的な年金制度です。
iDeCoは私的年金ですが、「掛け金が所得控除になる」「運用益が非課税」「年金を受け取るときにも控除がある」などメリットが大きいです。
上記のような方法で備えることを考えましょう。
6. まとめにかえて
国民年金の方は夫婦でも、単身であっても、早めの老後の備えが重要です。
老後資金は大きい金額になるからこそ、「長期間かけてコツコツ備える」ことで準備がk脳となります。
今回の物価高のように、いつ何が起こるかは分かりません。
老後不安になるよりも、今から少額でも備えていくといいでしょう。
参考資料
- 日本年金機構「国民年金保険料の追納制度」
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和4年4月)
- 厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」
宮野 茉莉子