もうすぐ夏休み。新型コロナウイルスの感染拡大に不安を抱きつつも、どこへ出かけようか考えている方も多いのではないでしょうか。
夏といえば「お祭り」。全国各地さまざまなお祭りがありますが、「日本三大祭り」は何かご存知ですか?
日本の伝統的な行事であるお祭りですが、意外と知らないことは多いものです。
今回は「日本三大祭り」について見ていきましょう。
「日本三大祭り」あなたはいくつ知ってる?
日本三大祭りは、一般的に以下の3つをいいます。
- 神田祭(かんだまつり):東京都・神田神社
- 祇園祭(ぎおんまつり):京都府・八坂神社
- 天神祭(てんじんまつり):大阪府・大阪天満宮
耳にしたことがある方、実際に参加したことがある方もいるのではないでしょうか。
それぞれのお祭りの由来や見どころを見ていきましょう。
天下祭ともいわれる「神田祭」
神田祭は「神田明神」「明神さま」として親しまれる神田神社のお祭りです。
「山王祭(千代田区・日枝(ひえ)神社)」「深川祭(江東区・富岡八幡宮)」とともに、「江戸三大祭り」の一つともされます。
神田神社は神田や日本橋、秋葉原、丸の内、豊洲魚市場など108町会の総氏神様。730年、出雲氏族の真神田臣(まかんだおみ)により創建されました。
1600年、関ヶ原の戦いにのぞむ際に徳川家康が戦勝の祈祷を行ない、神田祭の日(当時は9月15日)に勝利。これ以降、徳川将軍家より縁起の良い祭礼として絶やすことなく、盛大に執り行われるよう命じられました。
1892年、台風等の影響から9月から5月へ変更され、現在は奇数年の5月中旬に本祭が、偶数年には蔭祭が行われています。
見どころは約500人もの人が平安時代の衣装で108町会を歩く「神幸祭」。「一の宮鳳輦」「二の宮神輿」「三の宮鳳輦 」という華麗な3つの神輿が町々を歩いて祓い清めます。
約100基の神輿が神田明神へ向かう「神輿宮入」の活気あるようすも人気です。
1カ月にわたり続く「祇園祭」
京都市東山区にある「八坂神社」。修学旅行や京都観光で訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。
八坂神社は全国に約2300社ある八坂神社、祇園信仰神社の総本社となっています。
祇園祭は859~877年頃に日本各地で疫病が流行した際、疫病が鎮まるよう祈ったことにはじまり、約1150年の伝統があるお祭りです。
7月1日の「吉符入」から31日の「疫神社夏越祭」まで、1カ月にわたり神事・行事がくり広げられ、海外の観光客にも人気です。
見どころは、大神輿が各氏子町を練り歩く「神輿渡御」。
豪華絢爛な山や鉾が通りをゆき町を清める「山鉾巡行」では、巡行順でまわっているか確認する「くじ改め」や、交差点で方向転換するようすが豪快な「辻廻し」なども見ものです。
宵山では駒形提灯に明かりが灯り、祇園囃子が流れるなかで山鉾を眺めることができます。屋台も並び、風情ある夏の京都を楽しめるでしょう。
「天神祭」の締めくくりは天神祭奉納花火
「天満の天神さん」と親しまれる大阪天満宮。
奈良時代の650年、都の西北を守る神として「大将軍社」を創建。901年には菅原道真公が太宰府へ向かう途中、大将軍社で旅の無事を祈願し、その後949年に大将軍社の前に一夜にして七本の松が生えたといわれます。
これを聞いた村上天皇の勅命により天満宮が建立され、それ以来1000年以上大阪や全国より崇敬を集めています。
天神祭は「住吉祭(大阪市・住吉大社)」「愛染まつり(大阪市・愛染堂勝鬘院)」とともに、「大阪三大夏祭り」の一つとも言われます。
見どころは色とりどりの衣装を身にまとった約3000人の氏子が大阪天満宮から氏地を巡り船着き場までいく陸渡御と、約100隻の船に乗り代わり水上を巡る船渡御。
最後を飾る「天神祭奉納花火」も大阪の花火大会として有名です。
※2022年は神事や陸渡御は実施されますが、船渡御や花火は行いません。
まとめにかえて
今回は日本三大祭りをご紹介しましたが、東北三大祭りや日本三大盆踊りなどもあります。
お祭りが多いこの季節、イベントを楽しむだけでなく、三大祭やその由来を調べてみると面白いかもしれませんね。
なお、祭りの開催は新型コロナウイルスの感染状況により変わるため、詳細はホームページなどで確認しましょう。



