iDeCoは掛金が全額所得控除になる制度として知られています。ただし、口座を維持するための手数料がかかることは、あまり語られません。

金額そのものは大きくありませんが、加入するときと掛金を払うたびに引かれます。

この記事では、iDeCo公式サイトの資料をもとに、どこにいくら払うことになるのかを確認します。

1. 【iDeCo】スタート時のコストは2829円、毎月払うたびに105円

iDeCoの運営を担っているのは国民年金基金連合会です。その事務費用として、加入者が手数料を負担します。

1.1 国民年金基金連合会に払う3つの手数料

iDeCo公式サイトによると、新規加入者や企業型確定拠出年金から移換した人は、新規加入時または移換時の手数料として2829円を負担します。新規加入者の場合、初回の掛金から差し引かれます。

新規加入・移換時に2829円、掛金納付の都度105円、還付があれば1048円1/1

iDeCoで国民年金基金連合会に払う手数料

出所:iDeCo公式サイト「iDeCo加入手続きについて」をもとにLIMO編集部作成

加入したあとは、掛金の納付手数料として、掛金納付の都度105円を負担します。毎月拠出するなら毎月かかる計算です。

もうひとつが還付手数料の1048円です。これは後述する国民年金保険料の未納が絡む場合にかかります。

1.2 運営管理機関と信託銀行にも別途かかる

上に挙げたのは国民年金基金連合会の分だけです。運営管理機関は、iDeCoの運営上必要なサービスの対価として、別に手数料を設定しています。

さらに、加入者の資産を管理する信託銀行についても、別途の管理手数料がかかります。

iDeCo公式サイトは、運営管理機関のサービスや手数料の内容・水準等は運営管理機関によって違いがあると説明しています。金融機関を選ぶ3つの着眼点のひとつが手数料とされているのは、この差があるためです。

2. 掛金の納付ルートは「個人払込」と「事業主払込」の2種類

掛金は預金口座からの振替で納めます。その経路が2つに分かれます。

2.1 個人払込と事業主払込

個人払込は、加入者本人名義の口座から口座振替により国民年金基金連合会に納める方法です。第1号加入者、第3号加入者、第4号加入者はこの方法になります。

事業主払込は、第2号加入者が勤務している事業所を経由して納める方法です。事業主が給与から天引きし、事業主名義の口座から振り替えます。第2号加入者は、どちらかを選べます。

どちらの場合も、原則として納付対象月の翌月26日に口座振替が行われます。休業日にあたる場合は翌営業日です。

2.2 国民年金が未納の月は掛金も納付できない

見落とされやすいのが、公的年金との連動です。国民年金の保険料が未納となっていた場合、その月のiDeCo掛金の納付はできません。

すでに掛金が納付されていた場合は返還されます。その際、還付金のうちから手数料1048円が差し引かれます。

第1号被保険者で国民年金保険料を自分で納めている人は、こちらの納付状況にも目を配っておく必要があります。

口座が開設されるまでの期間については、下記の記事より一部を引用・参照しています。

iDeCo(イデコ)の始め方と口座開設の手順|「引き落とし日」の残高不足による留意点
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